遠方からの友人を案内して、京都を観光してきました。
清水道バス停で待ち合わせて、清水坂を登っていきます。修学旅行生、カップル、三十三箇所巡礼、外国人観光客と坂は人で一杯でなかなか進めない!道の両側の土産物店では盛んに客引きしています。私は「田舎の中学生は純朴そうでいいなぁ」とか「土産物店って結構イケメンいるんだよね。やっぱ女子生徒へのアピール?」とか考えながら歩いてました。
この日は良く晴れて最高気温は28℃とのこと。男は上着を脱いでTシャツだったりタンクトップだったりして、私はそっちが気になります。
清水寺は開山堂が特別公開中で、坂上田村麻呂夫妻の像がまつられています。職員さんがいちいち「帽子は取ってください」って言ってました。若者なら仕方ないかとも思いますが、60代らしき男も言われてはじめて脱帽してるのにはガックリしました。花山法皇ご遠忌を記念してご本尊も特別公開中。拝観料(入山料)三百円、ご本尊特別公開が百円で、手軽な方だと思うのですが、「特別拝観の手引きは百円です」「ご本尊にお願い事を託したろうそくを。次は22年後です」とか売り込みがうるさいくらいあって興ざめ。ご本尊の千手観音は威厳のあるお姿。観音様って女性的な印象のものが多いのですが、こちらは男性的。もっとはっきり言うとオッサンっぽかったです。ご本尊の左右には二十八部衆が並びます。一体一体しっかり見たかったのですが、三段にギュウギュウ詰めに並んでいて後ろの方はしっかり見えない。龍を体に巻いておられたり、孔雀に乗っておられたり、個性的なお姿でずっと見ていても飽きることがありませんでした。舞台からの眺めを楽しみ、地主神社へ。ここは特別拝観以上に商売っ気がギラギラしてます。お守りだけでもキャラクターものがいくつもあり、キーホルダーやストラップなど雑貨屋さんのようです。簡単にお参りを済ませて音羽の滝へ。滝へ向かう途中の子安の塔からは舞台が綺麗に見えますよ。ちなみに子安の塔は工事中。音羽の滝は順番待ちの列ができていたので、遠くから見るだけ。出口近くの山桜が美しい花をつけていました。ここの出口、係りの人もいないんで、出口から逆走したらタダで境内には入れそう、と不謹慎なことを思ってしまいました。
清水寺を後にして、三年坂をブラブラ。霊山護国神社へ続く道沿いに、山村美沙邸・西村京太郎邸があります。元は料理旅館だったそうで、山村邸は間口も広くて立派。大きなガラス戸から中を覗くと、山村美沙のデッカイ写真パネル、ドレス、胡蝶蘭が並んでいます。西村邸はすぐお隣の小さめのお宅、この二棟は続き廊下で行き来できるそうです。観光スポットとして結構有名なようで、僕たちが見物している間もタクシーが何台か徐行して、中で運転手さんが説明しているようでした。
霊山護国神社の手前の道を東山の方へ登ったところにある正伝寺。ここからは京都市内を一望できる穴場スポットなのですが、この日は良く晴れていてとても気持ちよかったです。山門前の桜が散り初めで、そよ風で花びらがはらはらと舞い落ちてくるのをしばらく眺めていました。
高台寺・八坂神社・知恩院と北上し、地下鉄東山駅へ。地下鉄に乗る前に近所の満足稲荷神社に参拝。元は伏見桃山城内に祀られていたそうで、秀吉が天下統一を祈願し、その結果に大いに満足したと言うのが由来だそうです。「私は宝くじ1万円でも十分満足」とささやかな願いを祈願してきました。
地下鉄で二条城へ。まずは二の丸御殿内を見学。美術品保護のために障子が締め切ってあり薄暗いです。将軍の生活などを再現した人形がおいてあるんですが、これがみんな古い!顔の塗装がヒビが入ってるし、着物もほつけて糸が所々出ている。もうちょっと手入れしたら?と思いました。狩野派の障壁画、特に松と鷹図の勇壮なこと。また欄間も見事で、一枚板を両面から透かし彫り(表に孔雀、裏に唐松と牡丹)してあるものは、その精巧さにため息が出てしまいました。お庭のほうは、暑い日の午後ということもあり、緑は少々元気がなさそう。やはりお庭は朝早く、緑鮮やかなうちに見るのが一番ですね。休憩所にて修学旅行(おそらく中学)の男の子4人組が順に冷水器で水を飲んでました。もちろん私はその後に並んで、水を飲みましたよ(笑)。
その後、三条京阪に戻って夕食。近くに住んでいると意外と定番観光スポットには行かないので、とても新鮮な一日でした。